2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

絶望の記述

私は、絶望を丁寧に記述することによって、希望を見いだそうとしているのだ。そうすることによってしか見いだすことのできない種類の希望を求めているのだ。だから、「絶望するな」と言って、私の絶望の記述を中断させないでほしい。「絶望するな」と言って…

飛行機の窓から地球を眺めていて感じたこと。

我々は、自然界のパターンを自己組織化現象として説明し、そこに美しさを見いだす。 しかし、自然そのものはパターンを認識しているわけでも、何かを「組織化」しているわけでもない。自然そのものは自らの美しさを知らない。 自然の美しさは、観測者である…

軽蔑と憧憬は、

かつては一体のものだった。 一緒に居られなくなって、二つに分かれた。 二つに分かれた後も、すぐそばにいる。

耐えられる程度に抑えた退屈

十代後半から二十代半ばにかけて、身を削りながら考えてきたのは、「自由とは何か」という問題だった。それから先はずっと、その記憶を抱き続けながらも、日々生きていくためにその問題意識を懐柔してきた。それと引き替えに、精神の安定を得た。 面白いと思…